まず住宅の購入を思い立ったら、
周囲にこの手の話に詳しい方がみえたら別ですが、
普通はまず、具体的な計画がないまま、「家ってどんな感じなのかな?」ってイベントの広告がよく入ってる住宅展示場に見学に行くと思います。
もしかしたらよくチラシがポストに投函されている土地と住宅がセットになった建売住宅が最初かもしれません。
建売住宅の場合でも、希望の場所に運良く丁度物件があれば話は早いかもしれませんが、なかなか気に入る物件が無ければ、やはり一度は住宅展示場に足を運ぶことになろうかと思います。
そして住宅展示場のハウスメーカーのモデルハウスを見学しに行くと、豪華なモデルハウスを見せつけられる事になる訳ですが、流石、家を買いたくなってワクワクしてしまうモデルハウスばかりです。
ついでにティッシュか何か色々貰える代わりに、アンケートを書いて、ある程度の個人情報をハウスメーカーに渡します。
当然、親から土地を貰えるとか恵まれてる方以外はアンケートに「土地探しから」と書いて、ハウスメーカー(提携不動産屋)に希望の条件の候補地をいくつか紹介してもらえる段取りになります。
ところが粗品と引き換えに渡してしまった個人情報と引き換えに受けるハウスメーカーの猛烈な営業攻勢もさることながら、だいたい・・・この紹介される土地が・・・気に入りません(笑)
僕の場合は土地探しが2年弱にわたり長期化したので、不本意ながら少々土地について詳しくなってしまったため、後々に事情が分ったのですが、ハウスメーカー・不動産屋に「紹介された土地は微妙」で当然でした。
まず、土地は、想像以上に多くの方が結構皆さん探してます。なのでいい場所は売りに出たら即日売れます。土地は「縁」とか「タイミング」というのはそういう事のようです。
なので、家や土地を買うかどうか覚悟が決まってない状態で、「実際いくつか現地をみてから検討しようかな」という気持だと、ハウスメーカーからの情報待ちの姿勢になってしまうので、
「この場所に土地が売りに出たらすぐ押さえてくれ!」って地元の不動産屋さんに予約入れてる方々や、直ぐ買う覚悟で週末不動産屋巡りをしているに負けてしまいます。そういった事情で、いい物件は即売されてしまうので、そもそもネットやハウスメーカーにいい物件の情報が回りません。
なので、ネットやハウスメーカーの手元には売れ残りの情報しか載ってないという事になります。…という事情は後で分りました。
実際、家探しを始めた初期、ハウスメーカーから紹介された不動産屋に希望条件を伝えたところ、「そんな場所ありませんよ。」と言われました。
「皆さん希望条件全部かなえるのは無理です。」
「希望条件の優先順位の上位いくつかが満たされれば上出来です」
「…だから希望条件で絶対譲れない条件を整理するのが大切です」
・・・etc
もちろん価値観や考え方だと思うので、土地の購入にあたって、例えば「駅に近い」という希望条件だったら、特急停車駅は諦めて、普通電車の停車駅に近い土地にするとか、そんな買い物もありだと思います。
でも、「100点ではなく、70点の土地を探すのが土地購入の秘訣」と言われながら、「100点の土地」を探すなんてスタイルもそれはそれで良いのではと思います。
まあ…なので、土地を探し出してから購入まで2年もかかりましたが・・・(笑)
あと、正直、僕の場合は貯金が全く無かったので、70点~80点の土地が運よく見つかってしまっても、スグ買う事が出来ないという非常に恥ずかしい事情もあり、「んじゃあ…100点を探そうかな♪」というお気楽な土地探しとなりました。
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