廊下があることで、間取りにおいて効率的な部屋の組合せが出来るのであれば必ずしも「無駄」とは言えないとは思いますが、
限られた間取りの中に、通過するだけのスペースをあえて作るのは確かに「無駄」という事は間違いありません。
そのため「廊下」は極力少ないに越したことはありません。
ハウスメーカーの設計の方にご知見を伺うまでもなく「廊下の削減」については、
「階段を家の中央に配置して、階段の出入り口から放射線状に部屋を配置すれば理論上廊下は無くなります。」
という事は解るのですが…
その「理屈」を実現させるのに非常に時間がかかりました。
極限まで無駄をそぎ落としたい小さな住宅であればあるほど、そんなスペースがあるならリビングなどの部屋にしたいため一等地である家の中央に階段を持ってこれません。
実際、階段を端に寄せれば寄せるほど中央に空間が生まれますので、ついつい妥協への気持ちが揺らいだ時期もあるのですが、そこは何とかやや寄ってはいるものの「やや中央北寄り」を死守して、何とか一階廊下1.4帖、二階廊下2.4帖と自分なりに考えうる最少スペースで出来上がりました。(少しズルくて、二階主寝室としてカウントされている事実上の廊下は存在します。)
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